今回は「高齢者専門宅配弁当『宅配クックワン・ツゥ・スリー』」のフランチャイズ本部である「株式会社シニアライフクリエイト」さんにお話を伺いました。
Q.「宅配クック123」のビジネスを簡潔に教えてください。
日々の食事のご用意に困っている在宅のご高齢者に、健康に配慮した栄養のあるお食事を1日2回(昼・夕)、原則手渡しで安否確認をしながら、お届けするサービスです。
ご利用されるお客様としては、後期高齢者で独居の方、要支援や要介護1、2など軽度の介護度の方が中心です。ご自身でお買い物に行けなかったりお料理が難しかったりで、食事のご準備できない方が主なお客様となります。
また、ご家族が遠方に住んでおり、ご自身のお父さん、お母さん(おじいちゃん、おばあちゃん)の食事は勿論、安否が気になるという方からご依頼いただいております。
また、安否の確認はもちろんですが、ご自宅からなかなか出られず人と会話する機会が少ないご高齢者と、コミュニケーションをとることも宅配クック123のサービスの重要なポイントです。
このあたりがお客様ご自身やそのご家族、ケアマネジャーの方などから喜ばれるポイントとなっています。
Q.ご利用されるお客様はどのように集めているのでしょうか?
7割以上がケアマネジャーさんからのご紹介です。
ですので、サービスを利用されるご高齢者やそのご家族に直接アプローチするというよりは、ご紹介いただける(高齢者配食サービスの情報を求めている)ケアマネジャーさんに対してサービスの内容をご紹介する営業活動がメインになってきます。
このように求められている情報を伝えることで集客ができますので、営業活動のハードルは低いビジネスだと思います。
Q.現在の提供エリアはどのような状況でしょうか?
宅配クック123はエリアテリトリー制です。
エリアをフリーとし、同一エリア内に店舗を増やせば本部売上は上がるかもしれませんが、1エリアのシェア(お客様の人数)を上げ、そのエリアを同一店舗でサービス展開した方が配達効率が上がり、利益率も上昇します。そのためエリアテリトリー制を敷いています。
その関係で、全国の募集可能なエリアは減ってきてはいますが、日本の総面積で言うとまだまだ約6割の地域で、宅配クック123の配食網を構築出来ておりません。
全国のご高齢者に必要かつ必然の配食サービス提供できるよう、積極的に展開していきたいと思っています。
Q.「宅配クック123」のフランチャイズ加盟者はどのような事業をされていた方が多いですか?
介護関係や薬局関係など、宅配クック123と近い事業をされている方の開業もありますが、超高齢化の進む中で、新たな事業展開として全くの異業種からの開業のケース、そして個人事業主の方など、多岐に渡ります。
経験関係なく開業可能ですので、異業種からの方も大歓迎です。
Q.フランチャイズオーナーの1日の流れを教えてください。
宅配クック123では、ご加盟されるフランチャイズオーナーの状況に応じて、オーナーが店舗に立たれる場合と立たれない場合どちらも可能です。ここでは、個人事業主の方など、店舗に立たれる場合の1日のスケジュールをお伝えします。
宅配クック123では各日18時を翌日のお弁当のご注文期限として継続的なご注文を頂けますので、前日の内に翌日は勿論、翌日以降のスケジュールが把握できます。
通常の飲食店のデリバリーですと、注文が入ってから調理・配達という流れなので、その日の忙しさやスケジュールは見通しが立てにくいことと比較して、宅配クック123の魅力に一つになっています。
ある店舗の1日の例で言いますと、8時から午前の部(昼食)の調理を開始し、10時から配達、12時に午前の部が終了し休憩に入ります。
そして13時から午後の部(夕食)の調理を開始し、15時から配達、17時から伝票整理や翌日の準備などの事務作業を行い、18時に退勤という無駄(アイドルタイム)のない流れです。
Q.「宅配クック123」の加盟に向いている方、向いていない方はどんな方でしょうか?
地域のご高齢者様の食事環境を良くしたいという想いを持たれ、当社事業の存在意義や大義にご共感を頂けるような方には向いていると思います。
一方で、事業を投資として捉え、利益のみを考えてご加盟を検討される方には向いていないかもしれません。
Q.「宅配クック123」のフランチャイズならではの魅力を教えてください。
宅配クック123は、23年前からこの事業を行っており、高齢者向け宅配弁当業界ではパイオニアです。
弊社はこれまで損得より善悪、「高齢者にとって何が一番良いことか?」という考えで、あるべきサービスの形を追求しながら展開して参りました。
「高齢者にとって良いこと」を追求した先にお客様から評価を頂き、利益を生むという考え方をもとにビジネスモデルを構築しています。
その背景にあるのは、創業者が直面した23年前の高齢者の食事事情です。配食の原風景と言っても良いかもしれません。
あるおじいちゃんは、最低注文金額1000円の食堂の出前を利用するため多めに注文し、半分は食べきれず捨てていた実情、あるおばあちゃんは、ご近所の方に大量のパンを買って来てもらい、それを2日3日に分けて食べるという実情がありました。
その中でも「自分たちは自立しているから心配ない」と口を揃えて仰るご高齢者、そんな日本の未来を憂い、ご高齢者の食事環境を改善するために、ご高齢者が本当に必要とする量のお食事を、年金受給者の方でもご負担できる料金で届けることを掲げてサービスをスタートしました。日々の食事、決して断ることの出来ない食事なのです。
このような想いを背景に、「ご高齢者にとって何が一番良いのか」を徹底して考えた、ご高齢者に寄り添った本当のサービスを届けられることが宅配クック123ならではの魅力だと思っています。
Q.「宅配クック123」の加盟者から、選んだ決め手としてよく言われるポイントは何でしょうか?
事業理念ですね。
企業というのは普通は効率を追求して利益を生むものだと思いますが、弊社は違います。
チャイムを鳴らしてから2~3分は出てこられないようなお宅でも、必ずお弁当を手渡しして安否を確認します。こんなふうに、お客様に接する部分は非効率を追求しています。
これはつまりお客様に寄り添ったサービスを提供するということですので、結果的にお客様が宅配クック123を選んでくれる。エリア内にお客様が増えると一番最適な配達効率が生まれる。そういった仕組みで宅配クック123は成り立っています。
その代わり、食材調達や物流、お客様の管理といったお客様から遠いバックヤードの部分では徹底して効率を追求しています。
社会背景において本サービスの存在意義は高く、マーケットは拡大していく、そのような事業に参画することに喜びや使命感を持って決められることが多いかと思います。
Q.仕事のやりがいを教えてください
「正しいこと」をしてお客様に喜ばれ、地域貢献にもつながる、その評価として利益を生めることの「気持ち良さ」ですね。
利益の追求が求められる環境では、「本当はこうした方がいいのに…」と思いながらも効率を優先しなければならない場面があったり、効率を優先するあまりサービス提供を断念せざるを得ないような葛藤も、一般的には生まれるかと思います。
一方、宅配クック123はとことん高齢者のことを考えて「あるべき姿」を追求しますので、そういった葛藤が生まれることはありません。
正しいことを行った先に利益が生まれるのは、そのやりがいとして、とても気持ちが良いものだと思います。
弊社の考え方に共感いただける方は、ぜひ宅配クック123へのご加盟、ご参画をご検討ください。
~本日は「高齢者専門宅配弁当『宅配クックワン・ツゥ・スリー』」のインタビューをお届けしました。ありがとうございました!~
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