複合カフェという業態を最初に発明し、常に業界をリードしているのが、株式会社ランシステムの「自遊空間」です。
「自遊空間」は、従来のインターネット・まんが喫茶といった
「暗い」「狭い」「入りにくい」ネガティブなイメージを打開した店舗作りをしており、
若い世代からファミリー、シニア・シルバー世代までが幅広く利用されています。
複合カフェ業界において、店舗数・売上NO.1でありながら常に新サービスを考案し、
今後も複合カフェのパイオニアとして業界をリードしているのが「自遊空間」です。
今回取材対象者
自遊空間 新潟黒埼店オーナー
株式会社エフエスエー
代表取締役 青木 芳明様
1.開業にあたって
Q. 自遊空間を開業される前は何をしていましたか?
東京でプロモーションの会社に勤めていましたが、60年続いた家業を終焉させたくない気持ちから、父から花屋を継ぎました。
花屋は新潟県燕市で3店舗展開しましたが、生花の取り扱いの難しさと物販商売の難しさを体感しました。
将来を見据えて新事業を模索する中、サービス業、それも燕市の地元が人々に身近で楽しんで頂けるエンターテイメントのビジネスに興味を持ち自ら探しました。
Q. 自遊空間を選択した理由を教えてください
ネットカフェのFC本部とは数社面談しました。その中でレスポンスが一番良く、他社のどのFC本部よりもスピーディで熱心だったのが自遊空間でした。
また、新潟市の直営店を視察し、他の競合店より全てにおいてクオリティが高いと感じました。
やはり全国展開し、多数の店舗のノウハウがあり、店舗数ナンバーワンのFC本部は違うと感心しました。
また、地元の物件を所有したいと考え、その物件での出店の具体的な提案をしてくれたのが自遊空間でした。
Q. 不安なこととかありましたか?
特にはありません。
新事業を行なうという意志は固まっていて、地元市場は自分自身が一番理解していましたから。
中にはこの物件では成功しないのでは?というアドバイスも頂きましたが迷いはありませんでした。
とにかく一号店を成功させることにまっしぐらでした。
Q. 開業するまでの準備期間はどのくらいかかりましたか?
開業するまでには1年の準備期間がありました。
1号店は土地と物件を購入しましたので。年商1億の会社でしたから。大きな決断です。
2号店目はFC本部から燕三条の物件を紹介され、スピーディーな展開でしたが本部を信頼し、思い切りました。
半年後のことです。今では怖くて出来ません(笑)。
Q. 開業する際に競合するお店はありましたか?
地元にはありませんでした。
自分は市場を理解していますが、皆、新潟市内に出店し地元の人間はそこに遊びに行っていましたから。
3号店も競合店の多いエリアは避け、出店しました。
2.開業後について
Q. 複数店舗運営する考えは最初からありましたか?
いずれはと思っていましたが、この様な早いタイミングでこのエリアで4店舗出店することは考えていませんでした。
1号店の成功と直ぐに出店した2号店の成功が大きかったと思います。
3号店は本当に考えていませんでしたが、たまたま耳に入った居抜物件情報が優良物件で、調べたらやりたくなってしまった。
Q. 開業するにあったって必要な技術等はありますか?
スキルはいらないと思います。
僕自身、インターネットは詳しくないですし、コミックはもっと分かりません。
あまり詳しくて好き過ぎるとビジネスよりも趣味の店になってしまう可能性があります。
また、オープン準備から運営にいたるまでFC本部の指示に従っていれば誰でも開業できます。
Q. 開業後のサポートはいかがでしょうか?
とてもしっかりしていて満足しています。
他のフランチャズに加盟していないので比較対象はありませんが、人から話を聞く分には。
他のチェーンのオーナーとよく話はしますので。
他店舗展開しているので他店舗のノウハウもあり、ウチもノウハウを本部に提供できる様になりました。
3.今後について
Q. 今後店舗の拡大の予定はありますか?
いつまでに何店舗という目標はありません。
良い物件、良い市場の話があれば考えます。先日もある物件を紹介されましたが断りました。
無理してはやりません。店舗を増やすことが目的ではありませんから。
1店舗毎にお客様に指示される店にしたいと考えています。今までの経緯も振り返るとタイミングですね。